あさりと言えば愛知県ですね。
全国でも圧倒的な漁獲量で1位です。
愛知県でも西三河地区(西尾市、碧南区)の
漁獲量が90%近いです。
そんな愛知県で潮干狩りに行ってみたい
ですね。
スーパーなどには年中あるあさりですが、あさり
にも食べごろと言われる時期があります。
旬になれば身が太り厚みのある身入り状態に
なるのでとても美味しくなります。
あさりの旬は海水温が20℃になる頃といわれて
います。
海水が暖かくなる時期の春と、海水が冷たく
なる時期の秋になります。
春口の3月~5月と秋口の9月~10月が旬です。
あさりは海水温度が低い冬と、海水温度の高い
夏は産卵の温度には適さないので、その時期に
は栄養を貯めないために身が細っています。
あさりなどの二枚貝は水温が上がるとプラン
クトンが増殖するのでそのプランクトンを
摂食して毒を体内に蓄積します。
貝毒は麻痺性貝毒と下痢性貝毒があり、麻痺
性貝毒は口唇のしびれ、下痢性貝毒は下痢や
腹痛といった症状が現れます。
貝毒は加熱しても消えないので注意しましょう。
貝毒は定期的に調査されているので、潮干狩り
に行く前に情報を見てから行くようにしましょう。
海の環境が悪化して、あさりは日本で段々と
獲れなくなってきています。
しかし、愛知だけは昔と変わらぬ漁獲量を維持
しています。
なぜ、愛知だけはあさりが獲れるのでしょうか?
三河湾にはもともと持っている豊かな生産力が
あり、全国屈指のあさり種苗の発生場所である
六条潟の存在であり、それを利用する漁業関係者
の努力があるからなのです。
そんな三河湾に潮干狩りへ行ってみましょう。
遠浅で綺麗な海の三河湾のあさりは、まさに
あさりのブランドです。
自分で獲ったあさりは絶品ですよ。
おすすめは西尾市です。
・梶島は蛭子崎から1.3キロ沖合にある無人島。
漁船に乗って島へ渡ります。
潮干狩り予定表ホームページはコチラ
・吉田海岸は三河湾国定公園に位置します。
遠浅の浜辺で子供連れにもおススメです。
潮干狩り予定表ホームページはコチラ
・東はず海岸、前島はかつて「うさぎ島」と呼ばれて
いた前島。良質なブランド品のあさりが獲れます。
潮干狩り予定表ホームページはコチラ
行く前にホームページを確認してから行く
ようにしましょう。
干潮にしか潮干狩りはできませんので、時間が
ありますから。
上記で愛知は漁獲量は維持していると言いました
が、それは2008年までの話です。
実は2008年から年々漁獲量が減ってきているんです。
県水産試験場のよると、台風や冬の季節風に
よる波浪の影響で,稚貝の定着、生存個体数が
現象してきたことや、ツメタガイやカイヤドリ
ウミグモなどの害敵生物の影響などいろいろ
な要因が考えられるとのことである。
対策として、三河湾において新たなあさり漁場
となる干潟、浅場の造成、豊川河口のあさり稚貝
の有効活用、漁業者による害敵生物の駆除などの
保全活動をしていくそうです。
自然には勝てないのか、あさりも獲れなくなる
なんてことがあるのでしょうか。
年々獲れなくなっているのだから、確実に
育つ環境が失われていっているのです。
人の力でどこまで出来るのか分かりませんが、
失われたくないですね。
潮干狩りに行ったら、小さいのは獲っては
いけません。